肉割れを消す方法はある!?肉割れを何とかするための対策とは?

肉割れとは?皮膚に入ってしまった線の正体と原因

肉割れとは、皮膚にできるひび割れのような線のこと。

赤紫や白色をしていて、主に下腹部や太もも、バストになどにできます。

いつのまにかこのような線ができていて驚き、ショックを受けた方もいるのでは?

なぜこのような線ができてしまうのか、肉割れのメカニズムと原因について解説していきます。

肉割れは肌内部の断裂

肉割れは肌内部が断裂することによって起きる現象です。

そもそも皮膚は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層からできています。表皮が伸びやすいのに対して、真皮や皮下組織は伸びにくいという特徴を持っています。そのため急激に表皮が伸びると、そのスピードに真皮や皮下組織が付いていけず、断裂が生じてしまうことに。その断裂に表皮が引っ張り込まれることで陥没したような状態になります。これが肉割れです。

肉割れができやすい体の部位

次に、肉割れができやすい身体の部位を解説していきます。
肉割れはお腹や太もも、バストなどの自分で見える場所にできることもありますが、鏡でみないとわからないような場所にできることもあります。

①お腹
妊娠中によく肉割れができやすい部位です。妊娠中にできると妊娠線と呼ばれますがこれも肉割れと同じ現象。また急に太ったとき、痩せたときにもできやすいです。

➁太もも、ふくらはぎ
過度な筋トレや歩き方が原因で肉割れができる部位。太ももは妊娠中に脂肪が増えることによりできやすい部位でもあります。
ふくらはぎの肉割れは足裏のバランスの取れていない歩き方が主な原因としてあげられます。足裏が安定しないのでふくらはぎの筋肉に負荷がかかるからです。ヒールをよく履く方はバランスがとりづらいので特に注意が必要といえます。

③バスト
バストは中学生や高校生などの成長期と、妊娠中に肉割れのでやすい部位。成長期も妊娠中も、バストが大きくなり、脂肪が増えるので皮膚が伸びます。また授乳によってバストが張るため、産後に肉割れができることも。

④お尻
お尻は長時間座っていることや、妊娠により肉割れができやすい部位です。妊婦さんだけでなく、デスクワークの方や学生さんも要注意です。

⑤二の腕
妊娠中や、急激に太ることで肉割れのできやすい部位。できてしまっても気が付きにくい部位でもあるので、妊婦さんや急に太った方は定期的にチェックしましょう。

肉割れになってしまう原因

女性は肉割れになりやすい時期が主に2つあります。成長期と妊娠です。

成長期にはバストやお尻が大きくなってより女性らしい体つきになります。そのため皮膚が伸び、肉割れが起きやすいです。また中学生や高校生は部活をしている方も多いですよね。部活で激しい運動や、筋肉に負荷がかかる運動をしていることも肉割れの原因になります。

妊娠中は急激にお腹が大きくなり、太ももやお尻にも脂肪がつくので肉割れができやすいです。また、妊娠中に分泌されるホルモンの影響もあり、肌の新陳代謝が落ち、乾燥しやすい状態になり、皮膚の伸びが悪くなることも原因です。

肉割れを消す方法は?クリームやオイルで肉割れの線は消える?

肉割れといえば、多くの人がクリームやオイルで対策をしているのではないでしょうか。クリームやオイルで肉割れを完全に消すことはできませんが、肉割れの起きない柔軟な肌にすること、目立たなくすることには有効です。

クリームやオイルは毎日のケアをするのに役立つアイテムなので、肉割れが心配な方や、すでにできてしまった方はすぐにでも使ってみましょう。

クリームやオイルでは完全に消えない

残念ながら、クリームやオイルを塗るだけでは肉割れを完全に消すことはできません。しかし毎日塗ることで目立たなくすることは可能ですし、なにより肉割れのできない柔軟性のある肌にすることができます。

クリームは肉割れ、妊娠線専用クリームを使いましょう。普通のクリームより保水、保湿成分がすぐれているため効果が高いです。

セルフケアで完全に消す方法はない

そのため、完全に自分でケアをすることは不可能だといえます。しかし、クリームやオイルを塗る、肉割れの原因を作らないといったセルフケアには限界があります。
鏡で見えにくい場所や手が届きにくい場所などはケアしにくく、気が付かないうちにできてしまっていることも。また忙しくてケアをしている余裕がないという方もいますよね。

常に筋肉に負荷のかかるスポーツをしている方や仕事上ヒールを毎日履かなければならない方もいるので、肉割れの原因を完全に排除することは難しいでしょう。

セルフケアの組み合わせで線を目立たなくすることはできる

先ほど述べたように、セルフケアには限界があります。しかしセルフケアを組み合わせることで肉割れをより薄く、目立たなくすることは可能です。

まずは肉割れ専用のクリームを使った徹底した保湿ケアをすること。

それに加えて過度な筋トレをひかえたり、歩き方や靴などを改善するといった肉割れの原因を排除。

さらにマッサージや健康的な食生活を送ることで肌を健康的に保ちましょう。

そうすることで肉割れ予防になり、できてしまった肉割れも薄くなっていくことが期待できます。しかしマッサージは真皮を圧迫し、より肉割れが悪化していまうこともあるので強くマッサージしすぎないよう気を付けましょう。

肉割れの線を完全に消す方法は専門家に治療してもらうのがベスト

美容外科や美容皮膚科で治療しても、肉割れを完全に消すことは不可能です。しかしほとんど目立たないくらいまで薄くすることは可能です。
どうしても肉割れが気になるという方、手っ取り早く薄くしたいという方は専門家に相談してみましょう。しかし自費診療のため費用がかかることは注意が必要です。

治療方法にもいくつか種類があるのでそれぞれ紹介していきます。

レーザー治療

レーザー治療では主にフラクショナルCO2レーザーという機器が使われています。
これは、肌内部の断裂しているところを新たに太さのあるコラーゲン繊維に置き換えることができるので、肉割れしている部分とハリのある部分との段差がなくなり、肉割れが目立たなくなるのです。

注意点は施術後、数日間赤みや腫れが出ることです。

また1回の費用は1万~5万円かかり、個人差はありますが5回程度の治療が必要になってきます。

炭酸ガス治療

炭酸ガス治療はもともとフランスで妊娠線の治療として行われた方法。皮膚の内部層である真皮に血流改善ガスを直接注入します。ガスの効果によって血流が改善し、真皮が再生して表皮にできた肉割れが薄くなることが期待できます。10年前、20年前にできてしまった肉割れの治療も可能です。

メリットは一度注射するだけで広範囲にガスが広がるので治療時間も短時間ですむこと、ダウンタイムや副作用もほとんどないことです。

注意点としてはアトピー性皮膚炎などの炎症がある方は治療できない場合があること、1回施術したあとは2週間以上の間隔をあける必要があることがあげられます。

費用の相場は一回で1万円~3万円ほど。しかしこちらも複数回施術が必要です。

鍼治療

ダーマ―ローラーとよばれる治療法。極細の針を使用しますが、真皮を傷つけず、コラーゲンを生成するので皮膚にハリがでて、凹凸がなくなります。肉割れだけでなく、ニキビ跡や小じわなどにも効果があります。施術時間は15分程度という短さ。

デメリットは治療後、一時的に肌が敏感になり、乾燥したり、日焼けしやすくなったりすることです。治療後は特に保湿と紫外線対策が必要。

費用の相場は1回2万円~3万円ほど。3回~6回程度施術するのがおすすめです。

自分で肉割れを消す方法はないので、まずは予防することが肝心

肉割れを自分で消すことには限界があります。そのため、初めから肉割れができないよう気を付けなくてはなりません。すでにできてしまった方はこれ以上増やさないよう、肉割れのできない肌作りを心がけましょう。

これからその方法を解説していきます。

肌ケアをしっかりする

まずは肌ケアをしっかりとすることが大切です。肉割れ専用のクリームで保湿をすることで肌の柔軟性が上がり断裂しにくい肌に。また肌に潤いがあることで乾燥しにくくもなります。
ケアのタイミングはお風呂上りがベスト。真皮や皮下組織は表皮から0.5㎜しか距離がなく真皮に強い力がかかるとかえって逆効果になってしまうので、優しくマッサージするようにクリームを塗りましょう。

肌の新陳代謝に良い食生活を心がける

肌の新陳代謝が高まるような食生活を送ることも肉割れ対策になります。

特にコラーゲン生成を促すような食事がおすすめです。
なぜなら真皮の7割がコラーゲンで作られていて、そのコラーゲンにより肌の弾力やハリが保たれています。その他、骨や血管にもコラーゲンが含まれており、実は非常に重要なたんぱく質なのです。

コラーゲンを作るために重要なのがビタミンCです。これが豊富に含まれる食材は果物や野菜、芋など。しかし過剰に摂取してもあまり意味はありません。他の栄養素もバランス良く含まれた食事がなによりも大切です。

また、コラーゲンが多く含まれる食材はフカヒレや手羽先、うなぎです。しかしコラーゲンを毎日の食事の中で摂るにはこれらの食材を多量に摂取しなくてはならないので、サプリメントなどで補うことが効果的です。

良質な睡眠で肌修復を促進

良質な睡眠をとることも大切です。なぜなら寝ている間に分泌される「成長ホルモン」が肌修復を促進させてくれるからです。

成長ホルモンは骨や筋肉の成長を促すだけでなく、皮下組織の水分を保つ、肌のターンオーバーを促進させる、皮膚の細胞分裂、再生を促すなどのさまざまな働きを持っています。この成長ホルモンは、寝入ったすぐ、最初のノンレム睡眠時に特に多く分泌されます。

ノンレム睡眠時は脳も休んでおり、脳や体の回復に重要と考えられています。睡眠はまずこのノンレム睡眠から始まります。22時から24時までの間に眠りにつけば、2時頃までの間にノンレム睡眠に入りやすくなります。これがいわゆる「シンデレラタイム」です。この時間帯までに寝入ることで成長ホルモンが分泌され、肌が修復されるのです。また、この成長ホルモンをさらに分泌させるためには、成長ホルモンの働きを促す「メラトニン」を分泌させることが大切。このメラトニンは夜になり、暗くなることで分泌されますが、スマートフォンやPCのブルーライトなどの光を浴びると分泌が抑えられてしまいます。寝る2時間前くらいからスマホやPCを使用することはひかえましょう。

このように、健康的な生活を送ることが肉割れ予防だけでなく美肌を保つためにも効果を発揮します。

歩き方に注意する

歩き方が悪いと余計な負荷が筋肉にかかってしまい、肉割れが生じることが。

大股で歩いている方、高いヒールで歩いている方は特に注意が必要といえます。

大股で歩いていると太ももの前側に負荷がかかり、気づかぬうちにトレーニングをしている状態に。

高いヒールだと踏ん張ることが難しく、足の指を上げて歩く足上げ歩きになりやすいです。足上げ歩きは安定しないので、ふくらはぎや太ももの筋肉に負荷をかけてしまうので肉割れの原因になります。

足上げ歩きを防ぐには、テーピングやインソールを取り入れることや、足の親指の稼働範囲を広げるエクササイズ、少し膝を曲げて立つエクササイズなどが有効です。

急激な体型の変化を避ける

激太り、激やせなどの急激な体型の変化にも注意が必要です。

特に妊娠中は体重も脂肪も増えやすい時期ですが、適正体重を意識して生活することが重要になります。体重増加の目安は、身長と体重で計算できるBMIの数値により変わってきます。18.5以下だと9~12Kg、18.5~25までは7~12Kgまで、25以上だと肥満なので医師との相談が必要です。(個人差があるのでこの通りではありません。)

妊娠にかかわらず、アルコールやお菓子はほどほどにして適度な運動をするなどの健康的な生活を送っていれば激太りや激痩せはそもそも起こらないはずです。健康的な生活をしているのに急に太ったり痩せたりした場合はストレスや病気が原因かもしれません。病院の受診が必要です。

セルフケアの継続的な努力と肉割れを消す方法として本格治療の組み合わせがベスト

肉割れを早期に改善するためには、保湿などのセルフケアの継続と、クリニックや専門医での治療を合わせることが最強タッグであるといえます。

肉割れが目立たなくなれば水着やショートパンツ、スカートも楽しむことができ、行動範囲も広がって何よりも自分に自信が持てますよね。

そのためにもまずは保湿ケアをしつつ、健康的な生活を送り、どうしても肉割れが改善しないようならクリニックで相談するとよいでしょう。

 

まとめ:全体のまとめとメッセージ
肉割れは一旦できてしまうと完全に元通りにすることは難しいといえます。セルフケアを継続していくことで、ある程度薄くしていくことはできますが、限界があります。
そこで専門的な治療を視野に入れてみましょう。より肉割れを目立たなくすることができます。
セルフケアと専門治療を行うことで、美しいボディを取り戻してはいかがでしょうか。